2016年04月27日

モンゴルの動物・野鳥たち その30 アネハヅル

今回ご紹介するのは、「アネハヅル」
ヒマラヤ山脈を越えて、時には8000mという高々度を渡る鳥として日本でも有名な鳥です。

このアネハヅル、モンゴルの草原で繁殖を行っています。そして渡りの途中にゴビ砂漠も通ります。
昨年もこのダランザドガドに飛んできたアネハヅルを見ましたが、今回はダランザドガドから約25qほど離れた湿地帯、ハダディーン・ツールムにて観察。

DSC_0973_R.jpg

DSC_0976_R.jpg

警戒心の強い鳥なのでかなり離れたところに車を置いてそっと近づきますがこれが限界。
夏に草原で繁殖をしている姿を見ることが出来たらまた報告します。

このアネハヅル、由来ははっきりしていないものの漢字で書くと姉羽鶴、もしくは姉和鶴だそうです。

英名は:Demoiselle Crane
「demoiselle」というのは、(未婚の)女性、乙女と言う意味です。(古語のようですが)

同じ由来と思いますが、フランス名も:Grue demoiselle
フランス語でも「demoiselle」は少女と言う意味だそう。
ちなみにこの「demoiselle」の頭に、maを付けると、mademoiselle
日本人も良く知っている「マドモアゼル」です。(この言葉も最近ではフランスの公文書などには使われなくなっているようですが)

何が言いたいかというと…
日本語も英語もフランス語も何か女性を連想する美しい鶴のようなイメージですが、

モンゴル語では「Өвгөт тогоруу」


「өвөг」と言うのは鳥の冠羽のことなので、直訳すると「冠羽のある鶴」
しかし、「өвөг」のもう1つの意味は、祖先とか老人、おじいちゃんと言ったニュアンスを含んだもの。
「өвгөн」だと老人とか老翁と言う意味。
「өвөгрөх」だと老いると言う意味。

モンゴル人がどちらの意味を込めて付けたのかは分かりませんが、とにかく乙女っていうイメージは一切なしです(笑)

しかし、アネハヅルの顔をよく見てみると、目の後ろから出ている白いふさ状の羽毛といい、首元の黒い羽毛といい、なんとなく乙女と言うよりはおじいちゃんの雰囲気を出しているような…
(アネハヅルの写真はこちらから:wikipedia)

モンゴル語の名前の方がしっくりくる気がします。




田川裕之 / 一恋橋 / 姉羽鶴 【CD Maxi】
価格:1111円(税込、送料別)



posted by kurokuma at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | モンゴルの動物・野鳥たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月25日

モンゴルの動物・野鳥たち その27 カンムリヒバリ つづき

相変わらずの砂嵐&だんだんと太陽が照りつけるようになってきた南ゴビ
市内から少し離れた水場に行くと、冬は風の音以外何もしない寂しい場所が今は野鳥たちの鳴き声でいっぱいです。

やかましい(?)くらいの鳴き声の中で特にやかましい(笑)のがこの鳥。
以前もご紹介した「カンムリヒバリ」です。

DSC_1957_R.jpg

羽と冠羽を広げて一生懸命さえずっています。
近くにはメスのカンムリヒバリが。

一生懸命求愛中のようです。

DSC_1960_R.jpg

DSC_19601.jpg

そりゃやかましいわけです(笑)

南ゴビに黒くまの大好きな渡り鳥、ヤツガシラもやってきました。(あまりいい写真が撮れていないのでまた後で紹介したいと思います。去年のはコチラ

カンムリワシ [ 福田啓人 ]
価格:1728円(税込、送料無料)





posted by kurokuma at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | モンゴルの動物・野鳥たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

モンゴルの動物・野鳥たち その29 ハシビロガモ

今回ご紹介するのは「ハシビロガモ」
これも昨年の5月にダランザドガドにて観察したものです。

DSCF5671_R.jpg

日本でもこのハシビロガモは越冬のために渡ってくるので見ることが出来ます。
クチバシの幅が広いので「ハシビロガモ」

英名でも、「Shoveler」そのまま「シャベル」型の嘴ってことですね。

モンゴル語では、、、
「Халбага нугас」
と言います。

直訳は、「スプーンガモ」
なかなか面白いですね。

左側の色鮮やかなのが雄、右の地味なのが雌でつがいで一緒に居ます。

こんな面白い光景も。

DSCF5694_R.JPG

こっちは雌のみ潜水。

DSCF5659_R.jpg

なかなか面白い特徴的なカモです。





posted by kurokuma at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | モンゴルの動物・野鳥たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月20日

モンゴルの動物・野鳥たち その28 ユリカモメ

最近、去年1年の間に南ゴビで観察した野鳥を整理していたところ、このブログで紹介していなかった野鳥たちが沢山いることに気づきました。
というわけで、今年観察出来ている種に去年観察した野鳥たちも交えてご紹介していきます。

まずは、去年の5月にダランザドガドにやってきた「ユリカモメ」

海もない、内陸も内陸のモンゴルになぜカモメ?と思われるかもしれませんが、毎年渡りの途中にこの南ゴビを訪れているんです。

これがユリカモメ

DSCF54921_R.jpg

しかし、日本で観察されるユリカモメとはだいぶ違って見えます。
…というのもこれは夏羽のユリカモメです。

DSCF5445_R.jpg

日本で見られる冬羽のユリカモメはこのように頭が黒くはありません。
(冬羽のものはこちらに写真があります。ユリカモメ-Wikipedia

和名:ユリカモメ
英名:Black-headed Gull (Common Black-headed Gull)
学名:Larus ridibundus

英語では、Black-headed、ズグロカモメの仲間なんですね。

モンゴル語では、
Хүрэн толгойт цахлай

カモメのことをモンゴル語では、「цахлай」(ツァハライ)と言います。
「Хүрэн」とは、肉褐色(赤と黒の混合色)という意味。
「Толгой」は頭。

直訳すると、「褐色の頭のカモメ」と言う意味でしょうか。
なんかモンゴル語の方がユリカモメの夏羽の頭の色を的確に表しているように感じます。

東京都のシンボル、ユリカモメ。
毎年モンゴル・ゴビ砂漠にも訪れています。







posted by kurokuma at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | モンゴルの動物・野鳥たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月18日

ゴビの王子

「Говийн жонон」
「ゴビーン・ジョノン」
訳すと、”ゴビのプリンス”、ゴビの王子です。

一体何かというと…

DSC_1185_R.JPG

南ゴビで行われる子供たちによるダンスの競技会です。
4/16,17にこのダランザドガドにて行われました。会場は、Хөгжимт жүжгийн театр。

知り合いの娘、小学2年生になる女の子が出るというので見に行ってきました。

チケットは一人2000tg
プログラムは何部かに分かれており、朝くじを引いて誰がどのプログラムの何番目に踊るかが決まります。
黒くまたちは最終の19:00〜にプログラムを見に行ってきました。

これが会場内

DSC_1195_R.JPG

司会進行の男性。
この他に審査員が4名おり、1人5点満点で評価を出し順位を決定します。

DSC_1224_R.JPG

そして19:00〜のプログラムの中でも幾つかに分かれています。
第一部 幼稚園の子供たちによるモンゴル伝統舞踊(単独で)
第二部 1〜3学年の生徒たちによるモンゴル伝統舞踊(グループで)
第三部 4〜8学年の生徒たちによる近代(?)ダンス
第四部 9〜12学年の生徒たちによるダンス

それぞれのパートで約10人(組)がダンスを披露。
南ゴビ県の全ての村から子供たちが参加します。

第一部幼稚園の子供たちによる伝統舞踊

トップバッターはゴルワンテス村(ダランザドガドから300q離れた町)から来た男の子

DSC_1226_R.JPG

そして、(出身村は忘れました)今回参加の最年少。
3歳の女の子。
短い手足で一生懸命踊る姿が何とも可愛いです。

DSC_1230_R.JPG

衣装も様々。

DSC_1236_R.JPG

そして、1〜3学年の子供たち。

DSC_1267_R.JPG

黒くまの知り合いの娘もこのパートに出ていたのですが、5、5、4.5、4.5の評価と断トツでした。

DSC_1284_R.JPG

4〜8学年の生徒たちによる近代(?)ダンス。
ダンスのことはよく分からないのですが、いわゆるヒップホップです。
さすが韓国の影響を受けているだけあってほとんどが韓国の音楽。たまに洋楽も。
未だに江南スタイル強し…モンゴル人の大好きな曲です(笑)

DSC_1358_R.JPG

DSC_1361_R.JPG

DSC_1370_R.JPG

衣装なんかもかなり凝ってます。

DSC_1396_R.JPG

DSC_1401_R.JPG

DSC_1411_R.JPG

そして、一番見応えがあり楽しい高学年の子供たちによるダンス!!

…なのですが、今回は見られず…


というのもここはモンゴル


時間通りに始まり時間通りに終わるはずがありません(笑)

19:00〜のプログラムですが、その前の17:00開始のプログラムが終わったのが何と20:30

そしてきちんと並ぶことを知らないモンゴル人。
入口の扉前で我先にと繰り広げられる大人げないおしくらまんじゅうに耐え会場に入れたのが21:00近く。
「席に番号付けてチケット売ればいいんだ!!」と横で叫んでいるおばさん。ひじでガシガシ押しながら横入り… クロスチョップを前の人の背中に食らわせながらとにかく前に進むおじさん…
小さな子供たちは大人に挟まれ泣いています。

さらに審査員が夕ご飯を食べに行ったのか何なのか…
「早く始めろ〜!」
「審査員どこ行った〜!!」
という怒号も時々飛び交う会場でさらに待つこと30分…
19:00開始のプログラムが2時間半遅れで21:30に開始です。

そして、4〜8学年のダンスが終わったところで時計は11時半。
どう考えても3〜4時間は掛かるであろうプログラムをどうして2時間と見積もっちゃったんでしょうね。

「明日3時開始のプログラムは12時開始に変更します」
「遠い村から来ている子供たちもいるので安全のことも考えなければなりません。今日はここまでにします。」

…と、前もって考えておくべき当たり前のことを聞きながら帰宅しました。

夜の10時近くにも関わらず見事な踊りを披露した3歳の女の子はお父さんの腕の中で爆睡していました。
かわいそうに…。

次の日の昼は用事があったため今回は高学年の子供たちのダンスは見られず、残念。
でも、この踊り、ダンスはモンゴルの素敵な文化の一つですね。
次回はもっと早い時間のプログラムを見に行くことにします(笑)







posted by kurokuma at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
#iphone-link{display: none !important;}
[id*="imobile_adspotdiv1"]{display:none;visibility:hidden;height:0px;} /* 広告非表示 */ [id*="nend_adspace"] {display:none!important;visibility:hidden!important;height:0px!important;} [class*="adlantis_banner_image"] {display:none!important;visibility:hidden!important;height:0px!important;}